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筋肉痛直ったゾー!
ところで、皆さん、鯨類のストランディングと言うのを知っていますか、そのストランディングについて、ちょいとお耳を!
平成18年2月28日に、千葉県一宮町の海岸に100頭近いイルカが打ち上がり、地元住民やサーファー、ライフセーバー等が救助活動を実施し、社会的に注目を集める海岸事象がありました。鯨類等のこの様な事象をストランディングと呼ぶそうです。
私は、このストランディング現象によるイルカの救助活動に2度程参加しておりますので、今後のライフセービング活動の参考として紹介させていただきます。
平成18年1月23日に、千葉県の飯岡と言うところで、イルカ、分類的には小型のクジラになるのですが、26頭が海岸にうちあがるということがありました。5年程前にも、銚子の近くの茨城県波崎海岸に約50頭のイルカがうちあげられたことがありました。私は、その2回、イルカの救出活動に加わっておりますので、参考として、その時の活動状況を紹介させていただきます。
イルカが大量にうちあげられるのは、イルカはリーダーを中心に群れで行動しているので、リーダーが寄生虫等の病気で、方向感覚が狂うと、群れごと浅瀬に迷い込み、海岸にうちあげられてしまうと言うのが有力説のようです。
鯨類は、海で最も進化した動物で、動物愛護的にも社会の反響が大きく、行政機関はもとより、ボランティアの人や地域住民により、多々救出活動が展開されております。
うちあげられているのを見つけたら、まず、市役所等の行政機関に連絡をしてください。生きていれば、重いので一人でも多くの人を集め、救出してあげてください。搬送するのに、無理に転がしたりしますと胸ビレを痛め、尾びれを引っ張ると脊椎を痛めることもあります。また、元気があると尾ビレをバタつかせて暴れますますので尾ビレを引っ張るのは危険です。シート等(毛布や布団だと砂が付いたり、濡れたりして重くなるので、できればモッコと呼ばれる荷物をクレーン等で吊る時に使うネットが良い)を敷いて乗せ、大きな者は胸ビレや背ビレを痛めないように転がして乗せ、敷いた物の四隅を持ち沖に運んであげてください。胸位の深さまで搬送したら、搬送に使ったシート等を外しますが、この時、波やイルカ自身の動きで、搬送に使ったシート等が尾ビレに巻きつかないように注意して下さい。搬送に使った物を外したら、今度はイルカの胴に下から手を回し、抱きかかえるようにして波のブレイクポイントの外側まで運んであげてください。波に巻かれそうなときは、岸側の方の自分の手を背ビレに添え、波をやり過ごすようにすると良いでしょう。なぜ、ブレイクポイントより外側に出すかと申しますと、イルカは上下の動きで泳ぎますから、浅いと頭が海底に当たり思うように泳げませんし、弱っていると波に押し戻されてしまいます。ブレイクポイントより沖に搬送しましたら、頭を沖に向けてやり、沖に向けて泳ぎだすように誘導してあげましょう。頭を沖に向けるのは、海岸にうちあがっていたのですから、目が乾燥していたり、砂が目に入っていたりして視力が無いのと、弱っていて方向感覚がないためです。
救助する順番は、かわいそうですが、もとの生息状況に還元可能な元気のあるものからです。弱っているものは、胸ビレの部分の砂を掘ってあげ、胸ビレを少しでも自由にしてあげ、皮膚の乾燥が進行すると死期を早めますので、濡らした新聞紙等を体に巻いてあげ、皮膚の乾燥を防ぎましょう。その際、鯨類は哺乳類で我々と同じ肺呼吸ですので、頭頂部の鼻に当たる部分は破ってあげましょう。皮膚の乾燥を防ぐため、水をかけることも必要です。しかし、呼吸をしている鼻の部分には水をかけないでください。肺に水や砂が入り、弱る原因となります。また、感染症の伝染も懸念されますので、手袋をしましょう。傷ついている場合は血を直に触らないこと、呼気を浴びないことも自分の身を守るうえで必要です。
飯岡でのストランディングで、私と一緒に救出活動を行ってくださったのは、市役所をはじめ、地元漁業協同組合の方、九十九里ライフセービングクラブ板垣さん、ウォーターリスクマネージメント協会和田さん、地元サーファーなどの方々で、20頭のイルカを沖に戻すことができました。
私も、最初は触れるのも怖かったのですが、救出活動を行っているうちに、「1頭でも多く帰してあげたい。」と思い、また、「生きろ!頑張れ!頑張れ!」とイルカに話しかけて、いや、叫んでいました。これは、私だけではなく、一緒に活動してくれたみんなも同じです。
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